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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論126」

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌(元々はクラブマネジメント誌としてスタート)のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~クラブマネジメント通巻第9号(1997.3.25発行)「新会員にストレスを感じさせないーオリエンテーションアプローチ」3~※名称等は当時、一部文章省略

「オリエンテーションで避けるべきこと」
トレーナーはトレーニングを始めたばかりのほとんどの人にこれら全てのストレス要因の影響が及んでいるということを知っておく必要がある。

ストレスによって学習プロセスは低下する。

例えその情報が継続的に、少しずつ、明確に与えられてもだ。

これらのストレスの中で、トレーナーは新メンバーに多くの情報を容赦なく投げかける。

新メンバーに、様々なトレーニングと繰り返し回数、セット数で攻撃する。

このような状況で10~12種類の様々なマシンの座り方や使用法などを教えられても、新メンバーにとっては興味より恐怖の方が先に立ってしまう。

新メンバーは「トレーニングの失敗例」を10~15回繰り返している気分になってしまうのだ。

これでは新メンバーの多くが疎外感、困惑、落ちこぼれのアウトサイダーだと感じてしまうのも無理はない。

このようなオリエンテーションを受けた新メンバーに、そこで学んだことや、やったことを聞いてみれば、ほとんどの内容は忘れられているだろう。

そして、忘れてしまったと思うこと自体がまたストレスとなる。

よく知られている通り、クラブを退会していくメンバーはほとんど、入会後の数ヶ月の間に退会していく。

それ以降の会費を前払いしているにも関わらずだ。

ストレスだらけの、不適切なオリエンテーションが、一因であることは間違いない。

このように見直してみると今までのようなオリエンテーションを最後まで受けさせてきたこと自体が驚きである。

~ここまで~

これまでオリエンテーションをストレス対象と見なしたことはありませんでしたので、上記内容の理解があまり無かったことを実感しました。

ただ言われてみれば、その通りで、筋トレのフォームをあれこれ指摘されると「新メンバーはトレーニングの失敗例を10~15回繰り返している気分になってしまう」という感覚も納得できます。

最近、当社小型クラブ2店でほぼ同時期に、新しい有料プログラムを投入したところ、無料体験者数やその後の購入者数に大きな違いが出ました。

基本コンセプトは同じでしたが、同じキツさでも簡単明瞭に動けるものか正しいフォームの習得が必要かの内容の違いに気付きました。

意図して変えたものではないものの、本記事の観点で捉えると、新しいトレーニングに対するストレス度が影響した可能性があると思いました。

トレーナーは使命感から必要なこと=伝えるべきことと考えがちですので、この情報を今、伝えたらどのような心理的影響を与えるかという視点も持っておくとかなり変化を出せるでしょう。

本日もお読みいただきありがとうございます。

by kontak0915 | 2021-11-20 08:32 | Comments(0)

「業界史」×「業界個人史」×「クラブ運営」でフィットネス業界が分かる


by アバター近藤